料理研究家の土井義晴先生が、賞味期限切れの草餅をお味噌汁にいれてみたら、結構いけたと話したところ、やってみたら別々の味にしかならなかったとツイートした人がいた。それを見た土井先生は、その人を否定する意図はないけれど、そいうことではないのだとツイートしていた。
これを読んで何か考えさせられた。
最近、結果ばかりを求めて、過程をないがしろにする風潮があるなぁと感じている。嫌だなと思う時もあるし、自分も時間を気にして、結果だけを求めることもある。
土井先生は、どうやったら美味しくなるか想像力を働かせるのが面白いのだと仰っていた。そこまでいかなくても、その話を聞いて、草餅の色、香り、固さ、みそ汁に入れてみようというひらめき、そういうものを大切に感じながら暮らしていきたいと思う。
最近、「鬼滅」「鬼滅」と言っていた子どもたちだが、既に関心がなくなって、もっと目新しいもの、もっと刺激のあるものを熱望している。消費はするけれど、何か自分に残ったものはあるのだろうか。味わったり、考えたりも大切だと思うのだけれど。。。
