鍋帽子が欲しいと思って、ネットで探したり、手作り市に行くときにはチェックしていたのだが、好みの生地で作られたものに出くわさない。
仕方がないので、自分で作ろうと思いつつ、裁縫が得意でないので、3年ほど、のびのびになっていた。しかし、とうとう作りましたよ!
鍋帽子とは、鍋にすぽっとかぶせて、温度をキープする綿入りの帽子のこと。煮込み料理などの場合、火をつけて5分~10分程度沸騰させてから、火からおろして、この帽子をかぶせる。すると、じわじわと具材に火が通り、味がしみこむ。ガス代の節約になるし、火の前から解放される。
厳密にいうと、私の作ったのは、鍋帽子ではなく、鍋布団。
鍋帽子は立体的な形だが、私には高度すぎたので、四角の布に、古くなったパシーマ(綿のキルトケット)を2枚挟んで、紐を縫い付けて、鍋を風呂敷のようにくるむ形にした。普段、縫物をしない私にとっては、これでも高いハードル。なので、きちんと作れて本当にうれしい。
好みの生地がキッチンにあるだけで、気分があがる。布屋さんなど、普段は寄り付かないのだけれど、よく通っている人の気持ちがわかった。いつか自分好みのファブリックで色々手作りしてみたいなぁ。